第1章 夕日
ふと、大ちゃんが静かに!とジェスチャーしているのに気づいた。
桃「?…!!」
白井さんが、何かをうわ言のように言い続けてる。うまく聞き取れないけど、何回も同じ事を言い続けてるから、だんだん聞き取れるようになってきた。
「………て……………………ゃ……
……や………けて………」
青「まだ泣いてやがる…」
まるで、何かを呼ぶように
「…い…ゃ………けて……」
青、桃「!!」
ハッキリと聞き取った。
「臨也……助けて………」
…いざや?
青「いざやって、誰だ?」
その時
ガラッ
臨「助けに…来たよ…」
青、桃「!!!!」