第15章 看守サマの身体検査 ジェイド・リーチ
「とりあえずここで服を脱いでください」
「…はい?」
「身体検査を致しますので」
相変わらずジェイドは柔和な笑みを崩さない。
むしろその笑みが怖いくらいだった。
私は手錠をはずされると、自分で服を脱ぎ、下着のみの姿になった。
「もちろん下着も脱いでくださいね」
「な、なんでですか!」
「貴女は初回なのでご存知でないかと思いますが、女性は男性とは違い、色んな所に物を隠せるんですよ」
ジェイドは私の背後に回ると、パチン、とホックを手早く外し、ブラを床へ落とす。
「きゃ…!」
露出した胸に気を取られていると、その隙にパンツも脱がされ、私は一糸まとわぬ姿になってしまった。