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俺様主君といたずらな恋

第3章 新しいおもちゃ


テレビ収録の休憩中

楽屋の椅子に座り


昨日嫌がるひなこを家の前まで

送り届けて


さらに嫌がるひなこと一緒に撮った

ひなこの写真を眺める…



俺のそばから出来るだけ離れて

すごく迷惑そうに眉間にシワを寄せ

ほっぺたを膨らます顔は


恐ろしくブサイクで…


見てるだけで

笑がこみ上げてくる…笑



「ふっ…」


そう声を漏らして笑った瞬間

俺の後ろから



「おっ…なんかすごい不機嫌な顔してるけど

かわいい子やね…?

もしかして大倉の…笑?」


なんて

遠慮なく俺のスマホを覗き込む

丸が1人顔を出す…笑



そんな丸の顔を

遠くに押し除けながら



「そんな訳ないやろ…?

いつも言うてるやんか…

彼女なんかいらへんて。」



そう笑いながら答えると

押し除ける手を払い除けながら



「でも…

その写真の大倉

すごく楽しそうやから…

もしかして…って…」


なんて凝りもせずに

言い続ける…



そんな丸の言葉に

ため息を吐き出しながら



「だから…

いらんて…そんなん…?

女なんかみんな一緒やろ…?

平気な顔で嘘ついて…

誰にでも媚びうって笑顔で人を裏切る…

だったら

ええやん…こっちも嘘ついて…

騙して…いいとこだけもらっても…」



そう呟くと


「いつまでそんなん…」


そう悲しそうに呟く

丸の声が聞こえてくる…




『ずっとやで…?

彼女なんかいらへん…



これは俺が見つけた新しいおもちゃや笑


飽きたら捨てる…

壊れたら新しいのを見つける…



今までもこれからも


それはずっと変わらへんよ…?」
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