第10章 君と見たい未来
大好きな人の側で始まる一日
コーヒーのいい匂いがして
ひなこが
俺を見て笑いかけて手招きをする
朝ごはんを食べながら
たわいないことで笑いあう
そんな些細なことが
こんな幸せやったんやと
改めて気付かされる…
特別なことなんか
別になくてもよくて
ただただ毎日を
こうしてひなこと笑ってたいと思う
たまにはけんかして
相手を嫌いになって
仲直りしたら
その倍相手を好きになって
たくさんたくさん意地悪をして
たくさんたくさん愛しあおう
そんな未来を
君と一緒に見ていきたいから
「これから先も
俺だけのおもちゃでいてな?」
そんな素直じゃない言葉で
君だけに伝わる
愛の告白をする…。
〜 END〜