• テキストサイズ

俺様主君といたずらな恋

第8章 過去と痛みと現在と


ひなこの家を出て家までの帰り道

いろんな表情のひなこを思い出して

つい顔がにやけてくる…笑



さっき別れたばっかりやのに

もう声が聞きたくなって

マンションのエレベーターの中

ポケットからスマホを取り出して



コール音を聞きながら

エレベーターを降りて

家の扉に向かい歩き出すと


なぜか我が家の前に

うずくまる人影が一つ…


「もしもし…大倉さん…?」


電話の向こうから聞こえてくる

ひなこの声に



「うん…」


と短い返事をしながら

ゆっくりと人影に近付き

家の扉の前に立つと



うずくまっていその人は顔を上げ




ゆっくり立ち上がると



「ただいま…笑」


そう笑顔で言うと

ふわりと俺の体を抱きしめた…

/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp