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【鬼滅の刃】燃ゆる恋路に花束を

第7章 猛れ!体育祭!





「先生も見てるし!頑張るっ!!」


威勢よくあげた声と共にぶんっと空を殴った舞の拳。


「どうせぶっちぎりだろ。」


その声に反応するように返された、呆れた様子の善逸の言葉

体育祭のうち、1番熱狂し盛り上がるのは間違いなく昼下がりの今。
そう言う意味でも、舞は奮起した。

これで目立てば美術部にも誰かが入部してくれるかもしれない。

僅かなチャンスを祈り、入場門へと足を進めた。



(緊張する……けど部の発展の為…!!!)


心の中でぐっと拳を握り、自身の順番を待つ。

だが、1年生なのでそれほど待つことは無く、直ぐに順番が回ってきた。



『位置について、ようい……。』


パァン!!


ピストルの音が鳴り響く。


視界の端に映る観客の中には4人の教師の姿。

これは負けては居られない。


ふつふつ燃える炎がと舞の心に引火した。


道中の障害物、ハードルや平均台を難なく越え、網の下を潜り麻袋に入って跳び、手を後ろで縛った状態で吊り下げられたパンを目掛けてジャンプする。

ここまでは、ぶっちぎりの1位。


けれど、問題はここからだった。



係の人からお題の封筒を貰い手早く開ける。


「……えっ!?」


そして、そこに書いてあったものは……。








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