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【鬼滅の刃】燃ゆる恋路に花束を

第7章 猛れ!体育祭!



「あ。先生だ、」


舞がふらりと手を振った。
その手は、明確に誰かへ向けたものではなく、ただ会釈程度に振られたものだったが、生憎こちらを向いていた4人は大騒ぎ。


(紫色は俺に向かって手を振ったんだ。)

(冗談は顔だけにしとけェ……!)

(やっぱり舞はド派手に愛いな)

(お前にだけは渡さない!)


冨岡が手を振り返せば不死川が拳骨をかまし、宇髄が投げキッスをすれば煉獄がチョークスリーパーを繰り出す。


(俺には全部聞こえてるからなッッ!!!!)


校庭の端でひっそりと行われていた乱戦に善逸は苦虫を噛み潰したように表情を歪めた。

一方舞は、そんな4人の事も、善逸の事も知らずこれから行われる体育祭の出店について伊之助と話し合っていた…………。


「出店の唐揚げって意外においしいからさ、一緒に行こ」

「から、からあ?よくわかんねーけど美味そうだな!!!」





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