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【鬼滅の刃】燃ゆる恋路に花束を

第7章 猛れ!体育祭!



「それで、用は……。_____もしかして!!」


私がハッとして先生を見ると、先生はニタァッと笑って1つのダンボールを出した。


「わああっ!!やったあっ!」


先生に呼ばれて不機嫌だったことも忘れ、私は一目散にそのダンボールに飛びついた。

中から出したのは袋に包まれた黒のTシャツ。
背中側には"崇め奉れ"表面は"美術部"と文字が印刷されている。


「ふふっ!!やっと届きましたね!」


まあ、……俗に言う部活Tシャツというものである。

このようなもの、普段は運動部が作るものだが、今年は別。

体育祭にて部活動対抗リレーというものが出来てしまったので美術部も作らざるを得なかったのだ。



「どうだ。派手だろ?」

「はい!ド派手ですね!!」



私がそう言うと宇髄先生は満足気に笑った。


___ただ問題が1つ。

このTシャツを着るのは、私と宇髄先生だけなのだ。
これはもはやペアルックに等しい…。


こんな服を2人して着て体育祭に出場するなど、過激な宇髄ファンから殺されてしまいそうだ。


「体育祭、頑張ろうな」

「は、はい……!!!」


体育祭まで残り一週間。
この若干の不安を残したまま、私は体育祭へと挑むことになった。。。








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