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【鬼滅の刃】燃ゆる恋路に花束を

第6章 美術教師の目論見※




受け持ち授業のない空きコマの時間。

その日俺は、美術室のベランダに出て校庭にて行われている体育の授業を見物していた。

勿論目当ては舞。

どうやら今日は持久走の体力テストのようで、校庭のトラックを外周している。


ピッピッ、と時折聞こえるのは冨岡の吹くホイッスル

異様な速さで周りを追い越し走っているのはいつもの4人


「あっ……、」


その時だった。

無事ゴールしてタイムを見ていた舞に伊之助の頭突きが、見事に命中した


『痛ったアアアアアッ!?!?!?!?何すんの!?!?』


舞の悲痛な叫びは3階にいる俺にも届くほど………。

余程痛かったんだろうな。



ふと時計を見れば授業終了5分前。

次の校時も俺の受け持ちは無い。
1年筍組の次の教科は確か国語。
保健室の珠世先生も今日は出張……ということは愈史郎も居ない。


あの舞の調子を見れば、きっと休み時間に保健室に行くだろう……。


これは、絶好の機会……。




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