Beloved villains 〖ツイステ短編集〗
第2章 マレウスさんと公開プレイするお話
夕方、アイスのお店からセベク君と帰ってきた
『ごめんね、付き合ってもらっちゃって........。でもマレウス先輩の好きそうなアイスがリストアップできたよ!ありがとうセベク君!』
「これも若様のためだ!こちらこそ礼を言おう。........僕はそろそろ寮に戻る!」
『あ、うん!また明日。』
お互いに挨拶をして帰路に着く、教えてくれたケイト先輩とトレイ先輩の分のアイスも買ったし、明日渡しに行こうか
夜_________オンボロ寮にて
『監督生、私ちょっと散歩してくるね!』
「暗いから気を付けてね、早く帰ってくるんだよ!」
「ふな〜〜、俺様はもう寝るんだぞ。。」
そんな言葉を監督生とグリムと交わしながら外に出る
夜の冷たい空気がすごく落ち着く
「ナギ、先程ぶりだな」
目の前の空間が急に光って、マレウス先輩が現れた
いつも思うけどどうやってるんだろう........
『こんばんは、マレウス先輩!先輩も夜のお散歩ですか?』
「........まあ、そんなところだな。」
なんだか先輩は気分が落ちてるように見える、気のせいかな??
私がセベク君を連れていったから........?と少し焦る
『........マレウス先輩、なんだか元気がないですね。どうかしたんですか?』
「........。」
何も答えない先輩にどうしたのだろう、と心配になる
「........お前は最近、シルバーやセベクと仲がいいな。ダイヤモンドとクローバーとも。なにか相談事があるのか?」
........流石マレウス先輩だ、鋭い。でもサプライズって言ってたし、バレちゃだめなんだよね........。
『あ、あー、えっと。そう、そうです!相談事を皆さんに聞いてもらってて。でも仲良くしてもらってるので大丈夫です!!』
めちゃくちゃに吃りながら精一杯嘘をついた、嘘下手かわたし........
「........そうか。僕では頼りないか。」
『えっ?先輩何か言いました?すみません聞こえませんでした........』
「いや、なにもない。.......夜は少し冷える、早く寮に戻るといい」
そう言ってまた目の前が光ると、そこにマレウス先輩はもう居なかった