Beloved villains 〖ツイステ短編集〗
第2章 マレウスさんと公開プレイするお話
私がそう尋ねると今度はセベク君が答えた
「若様はガーゴイルと氷菓がお好きなのだ、なので2つとも送ろうと思う!あとはサプライズパーティーだ!!」
氷菓、アイスのことかな?ガーゴイルはちょっとよくわからないけど
「ガーゴイルはこちらで何とかしよう、お前は女だからな、氷菓など甘いものは詳しいだろう。最近流行っていたり、人気の氷菓を用意してくれないか?」
なるほど、この学校唯一の女子である私に声をかけてきた理由が分かった。
『わかりました、任せてください!リサーチしてマレウス先輩に喜んでもらえるものを選びますね!』
「頼んだぞ!人間!」
頼まれたからにはきちんとやり遂げよう!
まずは最近の流行に詳しいケイト先輩に話を聞いてみようと思った私は、ケイト先輩の元へ向かった
お昼時だったのでケイト先輩は割と直ぐに見つかった、隣にはトレイ先輩もいる。いつものふたりって感じだ
『こんにちは!ケイト先輩、トレイ先輩。お隣いいですか?』
「おっ!なになにナギちゃんじゃーん!やっと俺と付き合う気になったー?」
「こらこらケイト........。1人なんて珍しいな、ナギ。ほら、座れ」
いつものテンションでウインクをしながらそう言ってきた
相変わらずチャラい........隣のトレイ先輩も苦笑いしている、私も苦笑いしている
とりあえずトレイ先輩お礼を言いながら席に座る
『違います!ちょっとお聞きしたいことがあって!』
「あらら、即答。オレ悲しいなぁ。。」
「ケイト、ナギが困ってるだろう?」
「ごめんごめん、オレってかわいい女の子に目がないからさ!!........それで、聞きたいことって??」
かわいい、という単語に少し顔が赤くなる気がしたけど本題に入る
『あ、えっと、ケイト先輩は最近の流行りとかって結構敏感ですよね?人気のアイスクリームとかってご存知ないですか??トレイ先輩も、スイーツに詳しそうなので!』
「はは〜ん、なるほど。女の子だもんねぇ、アイスとか食べたいよね!........最近だとこのお店が流行ってて〜、こっちのお店はハズレ無し!って感じかな〜!」
マジカメの画面をこちらに向けながら説明してくれるケイト先輩。こういう時にすごく頼りにる