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最強のすとぷり学園!!

第5章 遊園地の観覧車




注文した物がテーブルに運ばれてきた。


「うーん!美味しい!」


「ばかうめぇーな」


さとみくんのがすごい美味しそう。でも、手を付けるのは恐ろしく怖い。


「お前の食わせろよ。俺のも食わしてやる」


「えぇ……やだ」


「なんでだよ!」


これが私の食い意地だ。


絶対にあげないし、食べない。


すると、さとみくんがロブスターの身をフォークで刺し、それを私の目の前に持ってきた。


「あーんしろよ、あーんって」


「ヤダっ、ってえ?」


無理やり口に入れられた。


「どうだい?」


「美味しいけどさぁ……」


そんな無理やり口に入れられても嬉しくないです。


「お前さ、なーくんと何かあったの?」


「えっ?」


「夏祭りの時、何してたんだよ」


夏祭りの時……なーくんに告白されたんだ。


今でもあの不思議な状況を鮮明に覚えている。


「やっぱ一歩先行かれたか……」


「えっ?」


さとみくんが何か呟いた。でも聞こえなかった。


「うめっ!!」


「ちょっと!!」


急にさとみくんが私のパスタを奪って食べていた。


「もう〜」


ホントに呆れる……。


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