• テキストサイズ

最強のすとぷり学園!!

第1章 転校初日から




「じゃあさ、るぅとくん。愛奈ちゃんも入れたらどう?優しい優しいるぅとくんなら、ジェルくんの彼女の遠井さんを思って、入れてくれるよね?」


なーくんがそう言ってるぅと会長に間接的に攻めていく。言い回しが上手いのも、政治家の息子だからかな。


るぅと会長はなーくんの言葉に、顔を真っ赤にさせていた。怒ってるのかな。やっぱ、水掛けたから完全に嫌われてるよな。


「俺、愛奈ちゃんと一緒が良い!」


なーくんが私の腕に抱きついて、るぅと会長に言った。急に笑顔で抱きついて来たので、私は不意に顔を赤くさせた。


「俺も愛奈と一緒がいいなぁ」


さとみくんも賛同してきた。というか、寮の割当てをこんな簡単に決めていいものなのだろうか。


「私も愛奈ちゃんとならいいよ」


遠井さんの言葉が相当刺さったのか、るぅと会長はとても渋い顔をしていた。


「副会長のなーくんがそう言うなら、入れてあげなくもないけど?」


るぅと会長の言葉に、な組達は大喜びしている。そこまで喜ぶこと?


「じゃあ、愛奈ちゃん。俺のお弁当箱を買いに行きますか」


「えっ、持ってないの?」


「いつも業者に頼んでるから」


なーくん、さすが過ぎて恐ろしい。弁当すら業者を雇うんだ……。


「るぅと会長も一緒に帰る……?」


私は恐る恐る聞くと、るぅと会長はこっちを睨み付けてきた。


「……いいよ。別に、会長呼びしなくていいから」


るぅと……くんは、もごもごとした口調でそう言った。


今朝あんなことしたけど、るぅとくんとも仲良く出来るといいな。


そして、私達は玄関を出て、百円ショップに向かった。


/ 63ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp