Second reincarnation【ツイステ】
第15章 魅力的な海
「…どーしたの小エビちゃん。ジェイドもクリオネちゃんももう部屋行ったけど…寝ねーの?」
「あ、いえ…寝ますけど…一つ気になってて…」
「なにを?」
「……あの、私の勝手な思い違いかもしれないんですけど……」
ラウンジに来る前
シロ先輩に借りた図鑑でタコのページを見ていた
そこでたまたま目にしてしまった一文…それは…
「アズール先輩って、疲れやストレスで…自分の手や腕に噛み付いてしまったりすることがありますか?」
「……小エビちゃん、それどこで…」
「ラウンジに入ってきたアズール先輩の口元に血がついてるような気がして…でも、ラウンジって薄暗いので見間違いだったかもしれませんが…」
「ん〜…あ、じゃあさ、確かめに行こーよ」
「…え、今からですか?」
「今からでもいいけど多分あの様子だともう寝てるかも。明日の朝とか?明日は土曜で学校も休みだしさぁ」
…まぁそれなら…
特に急ぎの用が詰まってるわけでもないし…