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Second reincarnation【ツイステ】

第14章 共生関係





「何とデザートも用意してみました」

「後半から何かこそこそやっていると思ったら…」

「材料はラウンジのもの使ってないんだし、カロリーも抑えて作ってる。アズールも文句ないだろ?」

「…まぁ、食べ物に罪はありませんので…」

「オレも甘いの好き〜」

「わ、私も…!」



この世界にまさか…プリンがあったなんて…!

見て思い出したんだけど、どうやら大好物だったみたいで…さっきからプリンにしか目がいかない



「さ、早いところ昼食を済ませましょう。まだ午後の授業も控えていますから」



アズール先輩のその言葉に、全員が頷いてご飯を食べる手を動かし始めた

それにしても、本当どれも美味しい…こんなに美味しいものをフロイド先輩たちは大盛りで食べられるだなんて幸せだろうな…

そうしみじみと思いながら食べていると、私の横でグラタンを頬張ってるフロイド先輩が目に入った


…確かにたくさん食べるとは思っていたけど、それと同じくらい思っていたことが一つある



「…フロイド先輩、また口の周りにたくさんついてますよ」

「んー?あ、本当だ…」

「あ、袖で拭き取ったら汚れますよ!…ちょっと動かないでください」



そう言って、制服のポケットに入れておいたハンカチを取り出して先輩の口元を拭く

前々から気になってたのでまたこういうことがあったらと思って、手を拭く用とは別に持参していたのが役に立って良かった

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