Second reincarnation【ツイステ】
第14章 共生関係
この二人を呼ぶってことは…例の話をするのかな
隠さずに行くとは言ったけどまさかここまで行動が早いとは…
いや、仕事が早いと言うべきか
「カニちゃんたちの昼飯もジェイドとクリオネちゃんが用意してくれるってさ」
「なんかオレ、嫌な予感がしてきた…」
「奇遇だな…僕もだ」
「まぁまぁ…ジェイド先輩とシロ先輩のご飯の美味しさは保証するから…とりあえず行こう二人とも」
「じゃ、三名さまご案内〜」
そう言ってフロイド先輩を先頭に歩き出す
道中道行く生徒に何度かジロジロと見られる…まぁ中々珍妙なメンバーだし仕方ないか…
特にサバナクロー寮の生徒とよく目が合うような気がしなくもない
…そういえばフロイド先輩は匂いで私の正体を見破ったんだっけ…
視線に対して身に覚えを感じ始めて段々と心が痛くなってくる…
午前はあまり教室から出ない授業ばかりだったから、こんなに気づかれてるだなんて思わなかった
「おーいアズールいるー?」
「ちょっとフロイド。扉を足蹴りして開けるなと何度言えばいいんですか」
「いーじゃん別に……ちゃんと連れてきたんだしさー」
談話室の扉を豪快に蹴破って入っていくフロイド先輩に、私はもう見慣れ始めてるけど…
エースとデュースの二人は顔が引きつってる