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Second reincarnation【ツイステ】

第13章 オクトパス講義


あれだけシロ先輩が契約を交わすと怖いと言ってたので覚悟して話を聞いていたけど、どうやら身構えるほどのことは無さそうだし…


…これは…お言葉に甘えてしまってもいいのかな…私も早く元の世界に帰れるなら、それに越したことはないと思ってるけど…

シロ先輩も前とは違って止めようとしないし……うん…



「…アズール先輩のお言葉に甘えて…手を借りてもよろしいですか?」

「ええ、もちろんです。少なくともこの場にいる上級生全員は貴女の味方ですので、出来る限りのサポートは致しますよ」

「まずはこれからのことを決めましょう。…レイさん自身、性別を隠さずに学園生活は送れそうですか?」

「そこなんですよね…でもあの……シロ先輩。今私にかけてるユニーク魔法を解いてもらっても良いですか?」

「それは構わないけど…」



寮服から取り出したマジカルペンを一振りして、シロ先輩はかけたユニーク魔法を解き始める

パチパチっと小さな火花が散って、徐々に身に覚えのある感覚が戻ってきた


…女に戻ったところで、話を続ける



「非常に申し上げにくいんですが…今の姿が私の本当の見た目なんです。ぱっと見じゃ男が女かわからないくらいの肉なし体型でして…多分ほとんどの生徒は言わないとわからないと思うんですが…」



多少肩幅に差が出て、筋肉質だった手足が華奢になった程度…見た目だけならエペルくんや…リドル先輩とそうたいして変わらないと思う

なんならあの二人の方が私より可愛いんじゃないだろうか…とも思えてくる…



「でもなレイ…実は問題は見た目だけじゃないんだ」

「え?………あ、もしかして…」

「心当たりがおありようですね。…フロイド、今のレイさんからはあの香りがするんじゃないですか?」



そう言うジェイド先輩の言葉に、フロイド先輩が数歩近づいてきて、私の周りの匂いを嗅ぎにくる

…そういえばそうだった。私それが原因で一度フロイド先輩に襲われかけたんだった…

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