Second reincarnation【ツイステ】
第12章 新しい正社員
改めて先輩たちの胃袋の大きさを疑ってしまう
「唐揚げは作るとして…あ、鮭…白米も余ってる。卵と…あ、この壺は味噌が入ってる。海に由来のあるオクタヴィネル寮なだけあって海藻も豊富…」
…うん。これなら味噌汁とか、煮物とか…たくさん食べると思うから鍋とかも作っちゃおうかな
…って…あれ?
私どこでそんな料理を…
「……無意識に、だけど…思い出せてきてる…!」
特に思い出そうとしたわけでもないのに、私が住んでいたところの料理名がポンポンと出てくる
そう、確か…和食…和食って言うんだっけ
ラウンジの料理名を見てて、なんか思い出せそうだと思ってたんだ。ここの料理は洋食って呼ばれるものに酷似してた
まさかここで働くだけで一部分だけだけど記憶まで戻るなんて…
「…よし…作りますか…!」
気分良く、調理に取り掛かる