• テキストサイズ

Second reincarnation【ツイステ】

第12章 新しい正社員




それにしても、ほぼ毎日営業しているとはいえ本当に大盛況だ…流石名門学校の数少ない娯楽施設なだけはある

今までこれを三人で切り盛りしてたんだ…先輩たちラウンジで働く前はちゃんと授業出てるんだよね…フロイド先輩に至ってはバスケ部だし…

改めて先輩たちの凄さを思い知る


「さっきラストオーダーの時間になったから、残り三十分でーす」

「やーっとデザート以外の料理の注文が減る〜」

「確かに、皆さん急にデザートの注文が増えましたね…」

「後もうひと頑張りですね。レイさん、こちらのティラミス一番に運んでいただけますか?フロイドはこちらのシャーベットを四番に」



ジェイド先輩もかなり手慣れた感じで指示を出してくれる

なんかこう…すごく今、頑張れてるって感じするな…

まさか学生生活送っててこんな体験ができてしまうなんて。ちょっとこの時間が癖になってしまいそうかも


そう思って、あっという間に三十分は過ぎて行った



「お疲れ様です先輩方」

「レイさんもお疲れ様です。もはや正社員の粋でしたね」

「ほんとほんと!クリオネちゃんより優秀〜」

「言ったな?今日みたいにホール二名が優秀な時にオレが休んだらジェイドがどうなるか分かってるな…?」

「おや、そんな脅し方をしますか。シロさんは意地悪ですね…」

「相変わらず仲良しさんですね。…あ、あの、早速厨房お借りしていいですか?」

「お、待ってました〜賄い!右側の業務用冷蔵庫の食材は自由に使っていーからー」



そうシロ先輩に言われて、厨房の中にある業務用冷蔵庫を開く

…賄いに使う食材はほとんどシロ先輩が提供してるって言ってたけど…

多分そのほとんどじゃない方は…というかこの隅のきのこの山はジェイド先輩が山から調達してきたものだよね…

ラウンジで提供する料理用の食材よりもこっちの賄い用の冷蔵庫の方が量が多いんだけど…

/ 230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp