Second reincarnation【ツイステ】
第11章 真っ赤な嘘
「…さて、それではこれからどうするか考えなければいけませんね。レイさんはオクタヴィネル寮の生徒です。寮生の問題は僕の問題でもある…」
「…手を貸してくれるのか…?」
「ここまで知ってしまった以上は仕方がありません。それに女性なのでしょう?…男子校に女性を一人にしてみなさい。貴方もそれを危惧して無茶をしていたんでしょう」
「まぁ…そうだけど…」
「良かったですねシロさん。これで問題が解決です」
…なんだ
こんなことなら、もっと早く話せば良かったな…
心配して損した…ってため息を吐くのも束の間
いつもならもっと騒がしい同級生がずっと大人しいのに気がついてそっちに目線を移す
「…アズール以上に分かりやすいな…」
「なに、クリオネちゃん」
「ふはっ…顔真っ赤すぎてゆでダコみてになってる」
「ちょっと触るなって!」
ソファーに体育座りして顔を隠してるフロイドの両腕をパッと広げて顔を覗き込む
そこにはなにを考えてたか薄々分かるくらい顔が赤いフロイドがいて、思わず声を出して笑ってしまう