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Second reincarnation【ツイステ】

第11章 真っ赤な嘘





「おやおや…いつもとは立場が逆じゃないですか?しおらしいフロイドは珍しいですね」

「あははははッて痛えな!?噛むなよ!?」

「クリオネちゃんが調子乗るから自業自得だし」



一丁前に女性に対して好意を持っていることに自覚してるかしてないのかは知らないけど…

無自覚モンスターのフロイドがこんな様子でいるのがおかしくて笑っていたら思いっきり噛まれてしまった

お陰で腕から血が滲む…



「二人ともお遊びはそこまでですよ。…とりあえずレイさんの体のことですが…変に隠すより公表してしまうのはどうです?」

「うぇッ…それまじで言ってんのアズール」

「人でなしを見るような目で見ないでくださいフロイド。学園長が容認しているんです。彼女が女性だと分かった上で手を出す輩がいるのが問題なんでしょう?それをどうにかする方が我々の分野ではないですか」

「あー確かにぃ!そっちのがオレも得意かも」

「僕もそちらの方が楽しそ…いえ、得意分野です」

「……言い直してるし…悪い顔してる…」



そういえばこの三人はもともとこういう奴らだったな…うん…楽しそうで何よりだよ…

オレは穏便派というか、何事も平和主義者なので特に口には出さないようにしとくか…


でもそういうことなら…



「なら尚更レイも交えて話しといた方がいいな…明日また呼び出すか」

「ラウンジのお仕事をお手伝いするという名目があるじゃないですか。その後で良いのでは?」

「ではそれまでに話をまとめておきましょう。…ああ、楽しくなってきましたね…レイさんに手を出そうとする輩からどれほど対価を請求できるか…考えただけで…」

「そいつら絞めるのはオレがやる〜」

「…なぁジェイド…オレ一ヶ月の努力が泡になって消えた気分なんだけど…」

「気負いしなくて済んでいいじゃないですか。喜んでおけば良いと思いますよ」



どいつもこいつも脳筋と理論脳しかいねぇ…

まぁこれで問題は解決したか…頼りになる同級生がいると違うな…


その日は大まかな計画だけ練ってとりあえず解散となった

明日、全てがここの奴らにバレてるって知ったときのレイの反応がどうなるかが楽しみだ…
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