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Second reincarnation【ツイステ】

第10章 お礼



…人魚とは聞いていたけど…めちゃくちゃ鋭い歯が先輩の腕に刺さっていて、サッと血の気が引く



「ほら、後輩が怖がってるだろ。嫌われちゃうぞ」

「……じゃあやめる」

「大丈夫なんですか今の…」

「甘噛みみたいなもんだからこれくらいならどうってことないよ。唾液で汚れるのが癪に障るけど」

「あ、本当だ…ベトベトになってる…」



他の寮の寮服もそうだけど、この学校の寮服って本当に高級そうだから…やっぱり一度汚したらクリーニングに出さないといけないんだろうな…

と思いながら唾液塗れになってる袖口を見て…ふとシロ先輩の顔を見る

…気のせいかもしれないけど…やつれてるような気がする



「……シロ先輩…もしかして、疲れてますか?」

「え?…まぁここ最近こき使われてるからなぁ…」

「……あの……先輩方にひとつお聞きしたいことがあるんですが…」



そういえば私、ここに来てからずっとこの人たちに手伝ってもらってなんとか生活できている

特にシロ先輩のユニーク魔法がなかったら女であることも即バレて、どうなっていたことか…

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