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Second reincarnation【ツイステ】

第8章 捕食される側




よく考えたら、部活動に没頭していたら調べ物ができなくなるのだ…それは本末転倒なのでこれはこれで良かったと思ってる

まさか声をかけてくれる人がいると思ってなかったので、吃驚はしたけど私も二人の頼みを無碍には出来なかったし…


要するに今のところ順調に順調を上塗りしてるくらい順調だ


で、今はやっと念願の図書室に来ていた

まずは記憶を戻さないと始まらないので、失った記憶を取り戻す方法から調べないと

棚の本を片っ端から見ていると、あまりちゃんと周りを見ていなかったせいで通路で生徒とぶつかってしまった

慌てて頭を下げる



「す、すみません!ちゃんと見てなくて…」

「いーよー…って小エビちゃんじゃん」

「…フロイド先輩」



ぶつかった相手はおよそ図書室より体育館や運動場が似合うであろうフロイド先輩だった

ニッコリ微笑むとそのまま後ろに回ってのしかかってくる


毎度思うけどこれ私の身長縮めに来てる気がする…絶対縮んでる…



「何してんのーこんなとこで」

「ちょっと探し物を…先輩は何を?」

「アズールに頼まれて、代わりに本返しに来てんだけどー………なにそれ?記憶を戻す方法探してんの?」

「あ、はい。ちょっと探してて…」



ぶつかった時に落とした本を拾ったらフロイド先輩にそう聞かれたから答える

にしても流石先輩…表紙を見ただけで分かってしまうとは
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