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Second reincarnation【ツイステ】

第4章 二日目の学食




…さっきまで山盛りあったはずなんだけど…目の錯覚か?半分減ってる気がする…



「オレとジェイドとアズールは人魚なんだよねぇ」

「…人魚…ってあの、下半身が魚のヒレになってる…あの人魚ですか!?」

「そうそう。今度機会があったら見したげる。クリオネちゃんに友達がいるなんてちょー珍しいから、オレ小エビちゃんのこと気になってんだよねぇ」

「へ、へぇ…それは…とても恐縮です」



さっきまで大興奮で話についていっていたが、興味を持たれてることが分かって一気に体が強張る

なんか掴めない性格をしてるので、ちょっと…少し…かなり…怖かったりする

でも悔しいことに顔が良い…これがイケメン補正というやつか…初めて見た…


…そういえば、さっきの話からすると…



「シロ先輩も人魚なんですか?」

「え?なんで?」

「なんで…って…昨日の夜、シロ先輩もフロイド先輩と同じようなこと言ってたんです。この体は燃費が悪いって」



てっきり、さっきフロイド先輩が言ってたような人間の体は不便って言葉の意味と同じで…

シロ先輩も人魚なのかと思っていたんだけど


フロイド先輩は「んー…」と唸ってその質問に肯定はしなかった



「クリオネちゃんは…オレ達とはちょっと違うっていうか…」

「…人魚…じゃないってことですか」

「まぁそうだねぇ…どうしても知りたかったらクリオネちゃんに聞いてみれば良いんじゃない?小エビちゃんになら教えてくれるかもよ?」

「…はい…そうしてみます」



フロイド先輩からは言えないんですか…なんて聞こうと思ったんだけど

何でかそれを言わせないような圧力を感じて、口から言葉が出るのを押し留めた
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