Second reincarnation【ツイステ】
第24章 自白デー
「小エビちゃんは、イレギュラーでこの学園に来ちゃった女の子なんだから。そもそも悪いのは全部こっちなの。いい?」
「え、あ……はい…」
「本当だったら請求書片手に学園長に抗議しても良いくらいなんだからさぁ…そんなに落ち込むことなんてないわけ。だってぇ、小エビちゃんに手を出そうって考えてる奴らが結局一番悪いんだし」
「…た、確かに…?」
「フロイドの言う通りです。僕たちは悪魔で正統なことしかしてません。その上で相手が勝手に突っかかってくるんですからレイさんは本当に何も気負わなくて良いんです」
「でも、万が一魔の手が伸びるかもしれないから、その時はちょっとでも警戒しててねって言うお話。…わかった?小エビちゃん」
「……はい…わかりました」
ほぼ言いくるめられたというか…フロイド先輩とアズール先輩に言わされた感あるけど…
なんだかんだで優しすぎる先輩方に助けられてしまって…今回もその延長線で片付いてしまった
フロイド先輩から、大きな手で頭を撫でられる
「よしよし…じゃあこの話はこれでお終い!オレお腹すいたー」
「間食なら僕は…」
「今日の賄いもどきは唐揚げにしようかと思ってたんだけどなー」
「…仕方ありませんね…カロリーは別のところで抑えましょう」
「クリオネちゃんは一応腹に穴空いてんだからジェイドの面倒見ててよ。ご飯はオレと小エビちゃんが作るから」
そういえば今こうしてる間にもジェイド先輩は一人で水槽の中にいるんだっけ…