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Second reincarnation【ツイステ】

第24章 自白デー




…ちょっとだけ、元気なさそうに微笑む

何か先輩にとってあまり気の良くないことを無意識のうちに言ってしまったのかな…


でも今回みたいにちゃんと話ができて良かった

私みたいな一年生が付け入るようなことだったかはわからないけど…話してくれたってことはきっと良かったってことなんだよね…



「…話してくれて、ありがとうございました。胸の突っかかりがとれた気分です」

「それは良かった。また何か聞きたいことがあったら言ってくれ。……それとは別に……お前らなんで入ってこないんだよ」



突然立ち上がったシロ先輩が、談話室の扉を開く

…そこには立ち聞きしてたのか、片手にガラスのコップを持ったアズール先輩とフロイド先輩の二人がいた



「全然気づきませんでした…」

「死人の特権にな…一度摂取した魔力の主のことは魔力で探知できるっていうのがあるんだ。話の初めからアズールがそこにいたからもしかしてとは思ってたんだけど…双子までいたか」

「えーだってぇ…二人っきりにしたら危ないじゃん?」

「誰が?」

「小エビちゃんが」

「オレを何処ぞの狼と一緒にするんじゃねぇ」



そう言いながらフロイド先輩の額にデコピンを喰らわせるシロ先輩

血を…というより魔力を摂取するとそんなこともできるんだ…

シロ先輩は見たところ理性を保ってるからまだしも、これが理性のない死人だったら、一度覚えた魔力の持ち主ならきっと血の果てまで追えるんだろうな…


確か授業では、魔法士の魔力を求めて彷徨う人の死体と習った気がする

授業でもそこまで詳しいことは学べなかったから…勉強になる…

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