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Second reincarnation【ツイステ】

第24章 自白デー





「ジェイド先輩の気分を大きく揺さぶったのは…あそこでしがみつかれてるシロ先輩ですか」

「哀れみの目を向けるなら助けてくれね?もれなく制服びしょびしょになってるんだけど」

「僕一人にはしませんよね?友人を一人にして昼食をとりになんて…」

「わかったわかったはいあーん!!口を開けろ!!なんでさっきから食べずに水槽に引き摺り込もうとする!?午後の授業これじゃ困るんだけど」

「あは…ジェイド照れてやんの〜わかりやす」

「あれ照れ隠しだったんですか…」



私の記憶のジェイド先輩はストイックでクールという言葉が合いそうな人だったけど…

今はだいぶ柔らかい印象を受ける

昨日の夜なにがあったのか気になるけど、まぁひと段落はしてるみたいだし…一件落着…なのかな


あと一つ聞きたいことがあったけど…まぁみんなが無事ならそれでいっか

昨日何があったのかまでは、先輩達が話してくれるまで待っていよう


結局制服がびしょびしょになった状態で、自分用の昼食を摂りに水槽から離れてこっちに来たシロ先輩に、アズール先輩がタオルを投げつけていた



「全く…ジェイドらしくないというか、らしいというか…うちの副寮長は悪いきのこでも食べたんでしょうか」

「いいんじゃないの?ああいう方が親しみあって。…でもまぁびしょびしょにすんのは放課後でよろしく頼みたかったけどな…」

「流石にそれじゃ午後の授業は厳しいでしょう。奥に予備があるので着ていってください」

「そーする…先食っててくれ」



そう言って、シロ先輩は奥の従業員用の更衣室に向かっていった
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