第24章 自白デー

「なるほど…そんなことがあったからこうなってるんですね…」



次の日の昼

今日はジェイド先輩とシロ先輩が学食に来れないと聞いて、開店前で誰もいないラウンジを貸し切ってお昼を食べることになった

エースとデュースも誘ったけど満面の笑みで断られてしまったから結局いつものメンバーでのお昼


結局あの後どうなったのか…と聞く前に

今日一日ジェイド先輩がお休みしなければいけないというところからもうすでに事件だった


体に支障はないらしく、アズール先輩の作る薬が完成するまでは人魚の姿のそのままで…

だからラウンジも今日はお休みなんだとか



「人魚とは聞いてましたけど…すごく長いですね…」

「オレの方がちょっと長いけどね。見たい？小エビちゃん」

「フロイドの分の魔法薬は作ってないので、なるんだったら自分で人間になる薬作ってからにしてください」

「えぇ〜…それはだるい」

「……あの、二つくらい疑問があるんですけど…どうしてジェイド先輩の薬の効力切れちゃったんですか？フロイド先輩やアズール先輩は大丈夫なのに」

「この薬は元々自分の意思で解除できるように作ってあったんですが…気分が大きく左右したりすると突然効果が切れてしまうことがあるんです」



じゃあ昨日の夜、あの後ジェイド先輩の気が大きく揺らぐ出来事があったのか…

…ならなんとなく納得がいく