• テキストサイズ

Second reincarnation【ツイステ】

第23章 痛覚麻痺




さっきまで普通に喋っていたジェイドが急に口元を押さえてその場で微動だにもしないで止まる

でも徐々に呼吸だけは早くなっていって

…指先や首元が、だんだんと青緑色の肌に染まっていくのを見て…


急いでジェイドを担いだ



「なんかの冗談だろ…!こんなところで人魚に戻ったら息できないだろ!」

「…ッ……」



中庭が近ければ噴水があったけどここからじゃ、ラウンジの水槽に投げ入れたほうが早い

もう下半身も尾びれに変わり果ててしまっているから、急いで持ち上げてその場を走って去る


全長何メートルになるか…

フロイドでも陸じゃギリギリ持ち上げられないくらいの体積まで増えたジェイドが、苦しそうに息を止めている

早くしないとこれはやばい…


オクタヴィネル寮に続く鏡を通り抜けたところで、こっちに向かって走ってきてたフロイドとばったり出会した

…多分ジェイドが予め呼んでたんだろうな…



「え、ジェイド…!?なにこれ、なんで薬キレてんの!?」

「話はとりあえず後!ラウンジの水槽のハッチ開けてくれフロイド」

「わかった…!」



ここまで来ればあとはすぐだ

/ 230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp