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Second reincarnation【ツイステ】

第23章 痛覚麻痺




そう思ったところで、勢いをつけた力任せの一撃が腹部に突き刺さった

どうやら端面が斜めに切れているパイプだったようで、腹部に深々と突き刺ささる


痛いけど血は出ない…やっぱりこういう時はちょっと便利だ。死人じゃなきゃ守れなかっただろうし


…次瞬きをした瞬間には、その生徒は遠くに吹き飛ばされていた



「シロさん!!今、パイプが…!」

「あ、結構…というか支障はないから大丈夫大丈夫。ほら、血も出ないし…あ、あはは…」

「笑い事じゃないんだよ」

「ごめんなさい」



急なマジギレに高速で謝罪を入れる


突き刺さったパイプを雑に引き抜いてみても血は流れない

最初に殴られたところや今みたいな怪我も、全く痛まないというわけじゃないので少ししかめっ面になるけどそれだけだ

ジェイドに刺さらなくて本当によかった…人なら即死レベルだろうから



「……取り乱しました…血は出ないとはいえ、傷は血を飲まないと治らないんですから…あまり怪我を増やすものではありません」

「怪我するたびに血をもらうわけにもいかないからな…これからはもう少し自重します…」

「そうしてくだ…さい…」

「……おいジェイド…なんか息上がってないか…?」


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