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Second reincarnation【ツイステ】

第23章 痛覚麻痺





「でも今は理性があるでしょう。食事だってするし、会話も成立して、感情だってある。それを人と呼ばないでどうするんですか」

「…お前…なんか変だぞ。いつものジェイドらしくない」



…その一言がいけなかった

いつも温和寄りで、フロイドのように感情を外に出さないジェイドに両肩を掴まれる



「僕はいつも通りです!どうして貴方はいつも自身のことになるとそんなに否定的になるんですか…そんなに人と同じように見られるのは嫌なんですか?」

「…そ、れは…」

「僕は貴方をただの死体だと思って扱ったことなんて一度もありません。初めて噛まれた日ですら、恐怖心も抱いていません。…人として見ているのに、貴方が貴方をそういうふうに扱っていて、良い気がするわけないじゃないですか!」

「……ジェイド…」

「アズールもフロイドも常々そう思っています。今回の護身術の件も…いつまで経っても受け身でいることしかしないシロさんのためにと思ってやっていたんです」

「…ジェイド…もう、わかったから」



肩を掴む手が、珍しく震えてる

泣いてはないけど感情がだいぶ昂っているようだ


…まさか…ジェイドにここまで言われるとは…


ちゃんと謝罪をしなきゃ、と口を開けたところでジェイドの背後に目がいく

さっきジェイドが吹き飛ばした生徒が、パイプを大きく振りかざしている姿が目に入った

自分でも驚くほどスムーズにジェイドの前に体が飛び出した


…さっき怒られたばっかなのに、これは後でまた説教だな…
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