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Second reincarnation【ツイステ】

第23章 痛覚麻痺




さっきのオラついた貴族先輩方よりもオレはこいつの方が怖い…

まぁ…ジェイドが怒ってる理由は分かるけど…



「…あの手紙には二枚目があって…これがそれなんだけど…」



論より証拠だ。オレはアズールみたいに巧みな言葉捌きはできないから、大人しく手紙を差し出して見せることにした

…その二枚目の手紙を読んで、かなり深くため息をつかれる



「理由はわかりました。ですが一言言ってから行ったらどうです。後からついて行ってもっと早くに対処することもできたんですよ」

「…そう、だけど…」

「…だけど、なんですか」

「こういうことばかりを…ほら、友人に任せるのって悪いだろ」

「……悪い…とは?」

「自分から進んで友人に暴力を指示するような趣味はない。オレは平和主義者なんだ」



それに燃やされない限り死人のオレには実質死は存在しないし

ちょっと我慢すれば穏便に済むんだ。それに越したことはない

…でもジェイドの機嫌はまだ悪いままだ



「一つ、考えを正しましょう」

「…考え…?」

「シロさんはご自身を、死体の身だから自分が耐えれば済む話だとでも思っているんでしょうが…僕からすれば、貴方はただの人間と変わりません」

「…そんなわけないだろ…一年前に死んでるんだぞ。血を飲まないとこんな様子を保てないモンスターなんだよ」



血に含まれる魔力を欲して世に蔓延るアンデッド系のモンスター

それがオレだ…間違いない


でもジェイドは食い下がらない
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