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Second reincarnation【ツイステ】

第23章 痛覚麻痺





「おい、どこ行こうってんだよ」

「どこって部屋ですが。お話はもう済んだでしょう?」

「ああ?俺らの用はまだ済んでねぇ…よッ!」

「ッ!」



ゴンッ…

と鈍い音がして視界が暗転する

突然の衝撃に耐えきれずに膝をついてしまった…鈍器のようなもので殴られたみたいで、鈍い痛みが後からじわじわやってくる


血気盛んとか言うレベルじゃなくない…?これもう危険人物通り越して犯罪者だろ…


よろよろと立ち上がろうとしたところにもう一発食らって、そんなに軽くないはずの体が軽々と宙を舞った

これが普通の人間なら激痛で叫びそうだ…死人で良かった…

全く痛くないわけじゃないけど



「ちょっとちょっと…オレじゃなきゃ死んでるってこれ…」

「お前…何でまだ動けるんだよ…」

「そりゃちょっと特殊なんで…」

「化け物が!生徒のフリして学園に忍び込んでやがったのか!」

「こうなると話を聞かなくなるから困ったな…ジェイド先生直伝の護身術も未習得だってのに」



相手の三年生たちは、もはや何を言っているかわからないような罵詈雑言を語ってる

聞くのも時間の無駄だから聞き流してはいるけど無傷でここを突破するのは難しそうだな…


鉄パイプを持った二人の生徒がにじり寄ってくるから、同じくらいの歩幅で後退する
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