第13章 ー雄英体育祭・騎馬戦ー
「15分経ったわ
それじゃあいよいよ始めるわよ」
いよいよ2回戦が始まるー
私たちの騎手はデク君で
前騎馬が常闇君でサイドは私達だ
「さぁ上げてけ鬨の声!!
血で血を洗う雄英の合戦が今狼煙を上げる!」
「常闇君、麗日さん、神無月さん…宜しく!」
デク君の呼び掛けに私達は応え
そして合図とともに戦いが始まった
「実質1000万の争奪戦だー!」
「はっはっは!緑谷君いっただくよー!」
開始早々こちら目掛けて詰めてくる2組
「追われし者の定め…選択しろ緑谷」
「もちろん逃げの一手!神無月さん!」
『オッケー!』
デク君の合図で飛び立とうと翼を動かす
その時少し足元が地面に飲まれていたが
早めだったので難なく脱出出来た
空中への攻撃も常闇君のダークシャドウや
私の生み出す防壁で今のところ避けれている
「神無月さん、空いてるとこに着地して!」
『りょーかい!』
デク君の指示で人の少ないとこに降りる
だがポイントのせいか直ぐにまた囲まれる
「一旦距離を取れ!とにかく複数相手に
立ち止まってはいかん!!」
『オッ…って何コレ!?』
また飛んで逃げようとしたが
何かで脚が地面とくっついて動けない
「それは峯田君の?!一体どこから…」
「ここからだよ、緑谷ぁ…」
声のする方を見ると障子君の触手に覆われ
その隙間から手招きする変態峯田君がいた