第13章 ー雄英体育祭・騎馬戦ー
「神無月俺と組もうぜ!」
「椿紗ちゃん私と組もう!」
チーム決めが始まってから数人に囲まれる
『えーっと…』
正直騎手になるなら翼で空中に逃げれば
余裕で勝てるとは思うけど…
そうなると確実に勝つには
1000万ポイントのデク君と組むしかない
そう思い彼の方へ行こうとしたが
誰かに肩を捕まれ振り返ると勝己だった
「クソチビ!俺と組め!」
『それは拒否!』
「あぁ?!なんだとコラァ!!」
『勝己と組んだら勝負になんないでしょ!
絶対負けらんないし、それに…』
勝己に迫られ言い合ってる途中
横を通った当初の目的の彼の腕を掴む
『私…デク君と組むから』
「え?えぇぇ、僕ぅ!?」
「…てんめぇ…」
あたふたするデク君と
それを猛獣のような顔の勝己
私も負けじと睨み返したが
彼は舌打ちだけして去っていった
『ごめん、デク君許可なくいきなり…』
「ぜぜ全然!逆に僕でいいの?」
『ふふふ…あたしの個性があれば
逃げは確実…じゃない?』
その言葉に彼も納得したようで
他にお茶子ちゃんと常闇君を加え
ようやくチームが決まった