第12章 ー雄英体育祭・障害物競走ー
「デクぅ!!!俺の前を行くんじゃねぇ!!」
「ちっ…!!」
先を行くデク君を追い掛けるように
妨害し合っていた2人も先を急ぐ
私も一足遅れ3人の後を追う
だがデク君が着地間際に
2人の背を足場に再度地雷で爆風を起こす
『…つッ!!』
私はその爆風で空中へ飛ばされ
瞬時に翼を出現させ地面への着地を防いだ
「緑谷間髪入れず後続妨害!!
なんと地雷原即クリア!!」
空中から見えるのは1番先頭を走るデク君
その後ろに続く勝己と轟君の姿ー
私もデク君を追い越すため為翼を動かす
途中2人を追い抜き、最終ゲート内で
漸くデク君の背中に近づく…が
「さぁさぁ序盤の展開から誰が予想出来た!!
今1番にスタジアムへ還ってきたその男ー…
緑谷 出久の存在をー!!」
僅差で1位通過はデク君だったー