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【ヒロアカ】〜復讐に囚われた天使〜

第12章 ー雄英体育祭・障害物競走ー



障害物用だから威力はそんな無いらしく
ただ音と見た目が派手らしい

(でも土操ると爆発しまくるからな〜)

とりあえず後方と差がある為
一つ一つ避けながら走って進む

「待てぇ、コラァ!!」

半分くらい進んだところで
背後から声が聞こえ振り返る

そこには爆発で飛んで来る勝己と
氷の道を作って走る轟君の二人がいた

『いや、待てって言われて待たないよ!』

追いつかれまいと走るスピードをあげるが
左右から妨害され思ったように進まない

「クソチビ!!お前は大人しく俺に負けろ!」

『やだよ!負けたら彼女じゃん!』

「安心しろ、俺が1位になるからそれは無い」

「おおーっと、先頭3人何だ何だー?!
神無月を巡って争ってんのかぁ?!」

私達のやり取りがまるで聞こえてるように
プレゼントマイクの実況の声は楽しそうだ

ーーBooooN!!

そして私達が足止めをしあってると
後方から突然大きな爆発音が聞こえた

「後方で大爆発!?何だ あの威力!
偶然か!故意か!ー
A組 緑谷爆風で猛追ー!!」

まるで時間が止まったように上空から
後方にいたはずのデク君が迫ってくる

「つーか…抜いたああああ!!」

そして彼は私たち3人の頭上を越え
先頭へとおどり出たのだったー



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