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【ヒロアカ】〜復習に囚われた天使〜

第1章 ー両親の願いー



あの公園の事件から数日
パパとママは毎晩何かを話し合っている
「このままここにいたら…
噂になって隠せなくなる」

「やっぱり、引っ越すしかないわね
でもまさかあの子の個性が違うなんて…

気になって仕方がなくて聞き耳を立てていると
聞こえたのは私の個性に関しての話だった

「……椿紗、そこにいるんだろう」

音を立てないようにしていたのに
隠れてるのがバレ大人しく2人の前に行くと、
「座りなさい」と椅子を引かれる

『…私の…個性違うの?…』

「……実はな、あの日病院に行った後、
男の子の様態を聞いたら無傷だった
血の跡があるのに…その傷はなかった」

パパの言おうとしてる意図がわからず
私の頭には疑問符ばかりが浮かぶー

「たまにな…稀に突然変異で親とは
別物の個性が生まれる事がある…」

そしてパパは私がその稀な存在であると
男の子との話を聞いた時に確信したというのだ

私の個性は翼ではないー全くの別物

まだ未知の個性となれば検査される可能性もある

「だからこの街を出て新しい所で生活を始めよう」

優しく笑いながらそう言うパパの声

「それは困るなぁ」

でもその声とは違う男の人の声が聞こえた

その声の主は黒いフードで顔を隠し
リビングの扉の前に立ち塞がっている


「誰だ!お前は!」

「私の名前は知る必要ない
君達はただその子を…
こちらに渡して死ぬのだから」

そう言った男の後ろから数人の
人相の悪い人達が現れるー

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