第10章 ー臨時休講ー
マンションに着き、3人を部屋に案内する
本当掃除をしたあとでよかった
『じゃあ私ご飯作るから楽にしてて
映画とか見るならこれで見れるから』
テレビをつけ操作を説明するが
切島君と上鳴君は落ち着きがない
爆豪君はいつも通り俺様感が滲み出てるが
(??大丈夫かな…)
とりあえず作ろうとキッチンに立ち調理を始める
人数も多い事だし今日は簡単にガパオライスだ
材料を切り終えてから、
フライパンを取ろうと上の棚に手を伸ばす
「…これか?」
私のすぐ後ろから聞こえ、
スっとフライパンを取る筋肉質な腕
『爆豪君?!』
突然の事に驚き振り返った時に
腕をまな板に手をぶつけてしまう
その衝撃で包丁が落ち掛けたが、
彼がキャッチして落ちるのを防いだ
「あっぶねぇな、おい…それと
勝己だっつってんだろ、クソチビ」
『ご、ごめん…ビックリして
でも、どうしてキッチンに?』
1番こっちに来なさそうな人なのに
何故来たのか不思議で仕方がない
「あぁ?おせぇから見に来たんだよ」
そう答える彼
でもまだ私がキッチンに立って10分程しか
経ってないのになんともまぁおかしな話だ