第8章 ーUSJ襲撃ー
**緑谷side**
襲撃直後ー…
医務室のベッドに寝かされた4人の姿があった
「今回は事情が事情なだけに小言も言えないね」
リカバリーガールのその言葉に申し訳なくなる
「先生…神無月さんの様態は…?」
「かなり衰弱してるね
でもまぁ外傷は無いから数日休めば大丈夫さね」
あの状況でただ見てることしか出来なかった僕
そんな中彼女だけが脳無に立ち向かった
ただ相澤先生を助けるためだけにー
身体強化と言っていた個性とは違い
戦っていた彼女は別人のようだった
土を操り、天使のような白い翼が生えた姿ー
「この子が身を呈したおかげで
イレイザーヘッドは助かったようなもんさ
今回は彼女の無理に感謝だよ…」
隣には未だ目覚めない彼女の横顔
その横にはあんなにボロボロだった
相澤先生がほぼ無傷に近い状態で寝ている
そして暫くして警察ー
オールマイトの友人の塚内さんが尋ねてきて
他の人の状況を教えて貰った
「でもヴィランも馬鹿なことをしたな
今回のこの経験がこの子達を強くするぞー」
そう言ったオールマイトに
僕はしっかりと目で答えた