第7章 ー予兆ー
午前の授業が終わり昼食時間ー
「神無月今日一緒に飯行かね?」
『…行く!』
上鳴君に誘われ向かうと
お馴染みの爆豪君と切島君の2人
未だに爆豪君とだけが近寄り難くて仕方ない
「にしても委員長緑谷とはなー!」
「何でデクが3票なんだよ」
今日の昼食の話題はもっぱら
今朝の委員決めの事だった
爆豪君はデク君が選ばれたのが
どうしても納得いかないらしい
「あ、でも俺なんか2票あったけど
いったい誰がいれたんだかな」
『あ、それ私』
委員長になりたくなかった私は
クラスを纏めてくれそうな飯田君と切島君で
悩んだ結果ー…彼に入れていた
「なんで切島なんだよ!?」
その発言に箸を止めてこちらを睨む彼に怯む
『だ…だって爆豪君キレると怖い』
そんな私にまた"あぁ?!"とキレるもんだから
思わず隣に座る切島君の陰に隠れる
「ははは、どんまい爆豪!」
『…でも私は爆豪君の…
ウウゥゥーーー…!!
私が言い終わる前に突然警報がなり
セキュリティ3が突破されたと放送が流れた