• テキストサイズ

【ヒロアカ】〜復習に囚われた天使〜

第1章 ー両親の願いー



しまったと思ったと同時に聞こえたのは
男の子の泣き叫ぶ声ー

急いだものの結構な高さから落ちた
彼は血だらけの右足を抑えて泣いていた


「いだぁぁい、ママぁー、、ぅぐ、ぅ」

明らかに骨が肉から突き出ている大怪我

その時私が真っ先に思ったのは
これがバレたら自由に飛べなくなるという事

「お、俺誰か大人の人呼んでくる!」

近くに居た子供達が走り出す中
私1人ただそのこの前に跪いていた


(ママなら…治せる…私もママの子だもん)

両手を男の子の脚にかざしながら
ただ治れ治れと祈り続ける

怒られるのが怖い
飛べなくなるのが怖い

でも頭に浮かぶのはその事だけだった


そしてどのくらい経ったのかー
バタバタと大人の人達と子供たちが走ってくる


「おい!大丈夫か!」


誰かのお父さんだろうかー
倒れてる男の子に駆け寄り抱き抱える


『……ぁ、あの』


「君はお父さんとお母さんに
何があったか話してきなさい!!」


そして大人の人に怒鳴られるように言われ
私は半泣きになりながら両親の待つ家まで走った

/ 198ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp