第4章 ーヒーロー基礎学ー
**椿紗side**
『ん……』
「「「おはよう」」」
体を揺すられうっすらと目を開けると
目の前には何故かクラスの皆の笑顔
『……え…?!?///』
「ガッツリ寝てたね.椿紗ちゃん♪」
この状況は見る限り皆にしっかり
寝顔を見られていたのだろう
恥ずかしすぎて俯向いてしまう
でもタイミング良く入り口から
先生の"席につけー"と声が聞こえた
(恥ずかしい…絶対教室で寝ない…)
それからは午前は必修科目
英語等の普通の授業が行われる
「おらエヴィバディヘンズアップ
…みんな盛り上がれー!」
極普通の授業に何だかほんわかしてしまう
そしてお昼は大食堂で
皆で一流のご飯を安価で頂ける
(何食べよう…和食・洋食…)
「椿紗ちゃん
良かったら一緒に食べよう!」
教科書をしまいながら
何を食べようか考えていると
麗日さんという人がお昼に誘ってくれた
『麗日さん誘ってくれてありがとう
私で良ければご一緒させてください』
「うんうん!早く行こう!」
誰にでも笑顔で分け隔てなく接する彼女は
女の私から見てもものすごく魅力的だ
私はそのまま彼女に手を引かれ食堂へ向かった