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【ヒロアカ】〜復讐に囚われた天使〜

第21章 ー林間合宿ー



「何この焦げ臭いのー……」

「黒煙ー…?」

そして5組目がスタートしてすぐーー
微かに香る何かの焦げ臭い匂いに
周りが気づいたと同時にそれは起きた

「ピクシーボブ!!」

彼女の頭を踏み付けて現れた
トカゲ風の人物とサングラスを掛けた男

「ご機嫌よろしゅう雄英高校!
我らヴィラン連合開闢行動隊!!」

そう言って武器を構えるそいつらに対し
虎とマンダレイが私達を守るように立った

「……皆行って!良い?!
決して戦闘はしない事!委員長引率!」

「承知致しました!行こう、皆!」

残った人だけで施設に戻ろうとするが
私とデク君だけはその場から動かずいた

「マンダレイ!
僕洸太君の居場所知ってます!
無事に連れて帰ってきますから!」

そう言ったデク君は洸太君の元へ向かう

「神無月君、君も行く気か!?」

その背を見送り私は焦げ臭い方へ歩き出す

『天哉君、ごめん。この広範囲の炎
……消せるのって私だけだと思うんだ。
これ以上広まらないように鎮火してくる!』

「なっ!?待たないか、神無月君!」

そして天哉君の引き止める声を背に
私は翼を出現させると火の元を探しに向かった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『…思ったより火の回りが早い…』

この短時間で広まった火の勢いは凄まじい
そして不思議なのがその火の色が青いことーー

『プリュイベニ[恵みの雨]…』

燃え盛る森へ手を翳しそう唱えると
ポツポツと雨が降り、火の勢いを抑え始めた

(これで少ししたら消えるはず…
あとは森に入った人達探さなきゃ)

そう思い肝試し組が居るであろう方へ向かった
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