第21章 ー林間合宿ー
『はぁ〜……癒される〜……』
温泉につかりながらのんびりしてると
マジマジと皆の目線が私の方へ向いている
「椿紗ちゃんってさ…「「何カップなの?!」」
『いきなり何?!…ってちょっ揉まな…』
葉隠さんと芦戸さんに胸をプニプニ触られる
「柔らかっ!なにこれ!」
「こんなの…彼氏とか出来たら虜やね!」
『〜〜///もう、揉んじゃだめってば!』
隠すように怒れば"ごめんごめん"と離れる2人
胸の大きさでいえば正直皆大きいと思う
(それに…八百万さんのが…絶対大きい)
そう思ったがあえてそこは言わないでおいた
『逆上せそうだから先上がるね〜』
「分かったー!」
長風呂はしまいと皆より先にあがり
髪を拭きながら女湯の脱衣所を出ると
バタバタとタオル1枚で洸汰君を抱えた
デク君がどこかへと走るのが見えた
不思議に思いながらも部屋に帰って
布団に横になってみんなの帰りを待つ
だが初日の疲れか直ぐに意識を手放したーー
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**allside**
「椿紗ちゃん…爆睡やんな」
「男子部屋行こうって約束してたのに〜」
女子一同が部屋に戻った時には
椿紗はスースーと寝息を立てていた
「でも相変わらず寝顔が天使…」
そう言ってパシャパシャと数人が
彼女の寝顔の写メを撮っている
「これ男子に自慢しに行こ!」
「賛成!!行こいこー!」
そして彼女の知らないところで
その寝顔写真は拡散されるのであった