第20章 ー期末テストー
そして最終日の勉強会が終わり
筆記試験は明日へと迫っていた
「爆豪サンキュー!
何とかテストいけそうだわ!」
「バカなりに頑張りやがれ」
相変わらず口が悪いが何だかんだ
しっかり1週間付きっきりで教えた彼
(本当古典的な天邪鬼なんだから…w)
鋭児郎に弄られつつも本気で怒らない勝己
そんな二人を見ると仲の良さに笑ってしまう
『ほら、2人ともそこまで!
今日もご飯食べてくでしょ?』
「あ〜っとわりぃっ!今日は俺
急いで帰んなきゃなんねぇんだよ」
そう言った鋭児郎は携帯を見て
バタバタと帰り支度を始めている
『…そっか、仕方ないね
勝己は残って食べてくでしょ?』
「ん…あぁ」
『OK〜!なら鋭児郎の事
下まで見送ってくるから待っててね』
「わざわざいいって!」
『いいから!ほら行くよ!』
遠慮する鋭児郎の背を押して
私は1階まで一緒に向かった