第19章 ー本当の気持ちー
「んっん〜///美味しいっ!」
「椿紗ちゃん料理も上手なのね」
作った夕飯を食べながら口々に褒めてくれる
正直今日が来るまで面倒に思っていたけど
皆の笑顔を見たらこれも悪くないなと思えた
夕飯の後は皆が持ってきてくれた
お菓子やケーキを肴に話に花が咲くーー
「ねぇねぇ、実際皆今好きな人とかいる?」
芦戸さんのその言葉に思わず
ジュースを吹き出しそうになる
「私は先生がいいと思うわ
大人だし余裕があって素敵だもの」
梅雨ちゃんは迷うことなくそう言う
いや確かに相澤先生は素敵な男性だ
「轟君とかイケメンだよね!」
「確かに彼は整っているお顔立ちですわ」
うんうん、でも彼は彼女いましたよ
「顔だけなら爆豪とかは?
あと切島とか上鳴とか…」
「爆豪ちゃんは椿紗ちゃんの彼氏なの?」
『?!ゴホゴホッ…違うよ!付き合ってない!』
いきなり私へ話題が降りかかり咽せた
「でもあの辺とかなり仲良いよね♪」
「とーくーに!爆豪と切島!
2人のことだけ名前呼びだもん!」
『いや、あれは結局皆呼び捨てにな…
「あれ?でも轟君ともよく一緒に帰ってない?」
『それは家が近いからでー
「「で?結局のところどーなの?!」」
皆に詰め寄られ逃げ場が無くなった