• テキストサイズ

【ヒロアカ】〜復讐に囚われた天使〜

第19章 ー本当の気持ちー



『えーっと…あ!飲み物!
ちょっと飲み物買ってくる!』

「あ!逃げた!!」

皆の勢いに負けそうになり
咄嗟にそう言ってその場を逃げた

(…って出てきたはいいものの
携帯しか持ってきてない…どうするかな)

時間を潰そうにもここら辺だと
財布がなければ公園に行くしかない

『…公園とか久し振りだな』

あの日以来自然と避けていた場所

私の人生全てが変わったきっかけの場所

近くのベンチに腰かけて空を見れば
地元に比べ少ないが星が見えるーー

「神無月?」

名前を呼ばれた方を見れば
不思議そうに立つ轟君の姿があった

『轟君…こんばんは』

昼間のあの光景を思い出し目が見れない

「こんな時間にここで何してんだ」

『いや今日女子全員が泊まりきてて、
……質問攻めから逃げてきただけだよ』

そう応えながら横から彼の視線をじっと感じる

「…なぁ、なんでこっち見ねえんだ?」

『そ、んなことないよ!ほら…』

誤魔化すためにパッと彼を見たのに
彼の表情を見たら目が逸らせなくなった

/ 198ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp