第19章 ー本当の気持ちー
そして久しぶりの授業が始まり
ヒーロー基礎学…今日は"救助訓練#だ
助けを求めるオールマイトの元に
誰が先に辿り着くかのレース形式
だが空を飛べる私にとっては簡単な事だ
1レース目であるメンバーは
デク君・天哉君・芦田さん・尾白君・瀬呂君
これまでなら個性的に瀬呂君あたりが優位
でも職場体験中になにかコツを掴んだのか…
(デク君…凄い成長してる)
建物間をぴょんぴょんと飛び回る彼の姿
今まで個性を使う度怪我してたのが嘘のよう
まぁ結局途中でデク君は落下し
1位は瀬呂君だったけどーー
でも皆がこの1週間で成長してるのは確かだ
ーーーーーーー…………
午前の授業が終わりお昼休み
「神無月、飯行こうぜ」
鋭児郎に呼ばれ机の上を急いで片付け向かう
『お待たせ、鋭児郎』
「え?何々!?切島のこと名前呼び?
え?!2人どういうこと!!そういう関係!?」
「別にそんなんじゃねぇよ」
名前呼びに騒ぐ上鳴君に
鋭児郎は動じること無く応える
『ただ名前呼びの方が友達っぽいでしょ?』
「なら俺も呼び捨てでいいじゃん!
爆豪と切島だけってなんかズリぃ!
な!!瀬呂もそう思うよな?!」
「え、俺は別にどっちでもいいけどよ」
それに合わせて私が言えば
逆効果で結局彼らの事も名前呼びになった