第2章 ー雄英高校ー
ー第1種目:50m走ー
(んー除籍処分なら少しは使うか…)
個性によって向き不向きの競技の中
50m走では今のところ3秒04が最速記録
そしていよいよ私の番になる
一緒に走るのは体の1番小さい男の子
物凄く左から視線を感じるが
私は気にせず自身の脚に少し力を集中させる
そしてスタートの合図とともに走り出した
「"3秒25"」
「おいおいおい、まぢかよ」
「えー!?今個性使ってた?」
ロボットから出される私の記録に
周りがざわついている
「おいてめぇ、何の個性だ?!」
そんな周りを気にも止めずに
次の種目へと向かう途中ー
爆豪君に声をかけられる。
『私の個性…ちょっとした身体強化』
(本当の個性は言えない…
だから表ではこの個性で通さなきゃ)
奴らにバレない為にも嘘をつくしかない
「身体強化だと?
…てめぇには負けねぇ!」
それだけ言うと爆豪君はさっさと
次の種目を受けに行ってしまった